初心者もしくは一般(学生を含む)の方を対象とした遺伝子検査の実習・講習会の受託
(PowerPiontを用い、実習に準じた解説講義のみも受託します。)
かっこ内の予定時間は5,6名を対象とした目安の実習時間です。これより多い人数の場合は、器材準備の都合等によりやや変更致します。
(テーマ例)
(1)DNAの精製 (約2~3時間)
ヒト口腔粘膜細胞、鳥レバーやブロッコリーなどからDNAを取り出し、エチルアルコール(DNA不溶)中に綿状に析出するDNAを観察します。
(2)DNAの電気泳動 (約3時間)
アガロースゲルを作成し、ゲルにDNAを添加して電気(直流50Vもしくは100V)を流します。DNAはその大きさに順じてゲルの中を陰極から陽極方向へ分離しながら泳動します。分離したDNAを染色して確認します。
(3)遺伝子の増幅 (約5時間)
遺伝子増幅法として最も知られているPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)、または、わが国で開発されたLAMP法( Loop-Mediated Isothermal Amplificationの略)を使い遺伝子を増幅します、確認には、蛍光検出、または、アガロースゲルを使い電気泳動して染色します。
(4)DNAの切断と接合、その確認 (約5時間)
DNAの特定塩基配列を切断する制限酵素を使ってDNAの特定部位を切断します。また、特定の塩基配列を認識してDNAを接合(糊付け)する酵素リガーゼを使って、遺伝子工学の基本であるDNAの切断と接合を行います。確認はアガロースゲルを使い電気泳動して染色します。
(5)形質転換 (1日目約3時間 、2日目約2時間)
大腸菌にプラスミドと呼ばれる二本鎖の環状DNAを組み込みます。温度差で大腸菌の体内に入ります。大腸菌は体内に入ったプラスミドDNAが持つ遺伝情報を発現します。この遺伝子の挿入を大腸菌を培養し、発育培地に加えた発色性の合成基質で酵素をマーカーに検出します。
実習では費用を安価に抑えるように消耗品や試薬はできるだけ安価なメーカ品を購入もしくは自家調整したものを使用します。御要望に応じお見積り致しますのでお気軽に御連絡下さい。
微力ながらバイオテクノロジー分野の裾野を広げるお手伝いが出来れば幸いです。
この機会にぜひご用命くださいますようお願い申し上げます。
実習に必要な経費 |
試薬・消耗品代(実費) | |
講師の交通費 (宿泊が必要な場合は宿泊費を加算させて いただきます。) |
||
講師代(実習にかかった実質時間) 6,000円/1時間
(配布資料代:実費) |